ヴァイオリンを始めるまでに

 ヴァイオリンを始めたいけど、わからないことが多くて敷居が高いイメージもあり、なかなか始められない…という方が多いのではないでしょうか。

楽器はいくら位するの?

子どもの楽器はどれくらいでサイズアップして買い替えていくの?

初期費用は?

すぐ曲は弾けるようになるの?どれくらい練習しないといけない?

など、ヴァイオリンを始めるまでにかかる費用やレッスンが始まるまでのことについて、具体的にご紹介したいと思います。

ヴァイオリンの選び方、予算は?

初心者の方の場合、まずどのように楽器を選んだらいいか悩まれると思います。

ヴァイオリンといえばとても高価な楽器というイメージを抱く方も多いかもしれません。しかし、実は価格帯はとても幅広く、3万円程度で購入できるものから上を見るときりがありません。価格帯についてはいろいろな考え方がありますが、初心者向けの楽器でもしっかりとしたメーカーのものを選ぶことが大切です。またヴァイオリンという楽器は定期的なメンテナンスが必要ですので、ネットやフリマサイトなどではなく、購入後の保証やケアに対応してもらえる楽器店で直接購入されることをおすすめしております。

私がご紹介できる楽器店には子ども用のヴァイオリンは、楽器・弓・ケースなどセットで4万円台からあります。大人の初心者用のヴァイオリンは同じくケースまでセットで7万円台からあります。

当教室でヴァイオリンを始められる方には楽器の購入について、楽器店のご紹介、楽器選びの付き添い、試奏までサポートさせていただきます(付き添い、試奏は紹介楽器店に限ります)。ぜひお気軽にご相談ください。


ヴァイオリンのサイズについて

大人用のフルサイズバイオリンを4/4サイズと表すのに対して、子ども用のバイオリンは「分数バイオリン」とも呼ばれ、販売されているサイズとして 一番小さい1/16サイズから 1/10、1/8、1/4、1/2、3/4 と大きくなっていきます。お子さんの場合は体のサイズに合わせて選ぶ必要があり、体の成長に合わせて持ち変えることが大切です。

目安としては3~4歳で1/16~1/10サイズ、5~7歳になると1/8~1/4サイズのものを選びます。もちろん、同じ年齢でも身長や手の長さなどは異なりますので、実際に楽器店などで手にしてみて選ぶことをおすすめいたします。


始めるのに必要なものと費用は?

当教室で最初に準備・購入していただくものは簡単に以下のものです。

例として初心者のお子様の場合の費用を挙げさせていただきました。

 

・ヴァイオリン、弓、肩当て、ケース、松脂(セットで4万円台~)

・楽譜1冊(約2千円~)

・譜面台(千円~3千円程度)

・チューナー(3~4千円程度。スマホの無料アプリもあります)

・レッスンバッグなど

・当教室では入会金は無料です

 

その後継続的に必要なものは

レッスン料金

・教本や楽譜

・弓の毛替え 年に1回(約6~7千円)※

・弦交換 年に1回(約4~7千円)※

※初心者の方はこれより頻度が少なくてもOK

 

必要に応じて

・サイズアップ時の楽器一式

・楽器のメンテナンス費(修理・調整)

・発表会やイベント費用


お子様を将来、ヴァイオリニストにしたい!というのであれば別ですが、ヴァイオリンを演奏できるようになりたい、趣味で続けさせてみたい、という程度でしたら、思ったよりも費用はかからない習い事だと思います。

楽器のサイズアップの時はその度に費用が発生しますが、楽器を楽器店などから一定期間レンタルするという方法もございます。

興味はあるけどお金のことが気になる…という方に参考になりましたら幸いです。


どのくらいで曲が弾けるようになるの?練習は…?

ヴァイオリンという楽器は音を出せるようになるまでに、正直少し時間がかかります。

最初はヴァイオリンを構える正しい姿勢を学びます。ヴァイオリンを肩と顎で挟みじっと立ったり、弓を正しいフォームで持ち続けたりといった練習をします。

ヴァイオリンと弓を正しく持てるようになったら、右腕で弓を動かす「ボーイング」練習。左指で弦を押さえずそのまま音を出していい音を出す練習をします。

やがて、左指で弦を押さえる方法を学び、さまざまな音が出せるようになります。ここでようやく簡単な曲(きらきら星など)が弾けるようになります。

もちろん個人差がありますが、ここまで大体半年から、小さなお子様ですと一年以上かけて学びます。


ここで大事なのが、お家での練習です。

「どれくらい練習したらいいですか?」とよく聞かれますが、答えは「毎日」です。

週1回長時間練習するより、毎日少しずつでもいいので、練習することを習慣化させることが大切です。

ヴァイオリンと仲良くなるにはお家での練習が欠かせません。

 

同じ姿勢をずっとキープしたり単調な音型を繰り返したりと、お子様にとっては少し忍耐力のいる練習になるかもしれませんが、その分集中力が身についていきます。当教室ではわかりやすい合言葉を使ったり、単調な音型にも伴奏をつけたりして、飽きずに楽しみながら基礎を身につけられる工夫をいたします。

 

早く曲が弾けるようになりたい!という想いを大切にしながら、一緒にたくさんのことを学んでゆきたいと思っております♪

その他、ヴァイオリンを始めるにあたって気になること、疑問に思われたことなど、お気軽にお問合せください。